Chapter 2 リソースの生成
リソースを使うために、私たちはその戻り値がリソースであるような、リソース生成のプロシージャを実装する必要があります。
例えば、下のコードは、前のレッスンでも言及した、値が0のvalueを持つリソース変数T
を生成するLibraCoin
のプロシージャです。
resource T {
value: u64,
}
public zero(): Self.T {
return T{value: 0};
}
見ての通り、リソースの生成は構造体の初期化に似ています。
実習
では、リソースを生成するプロシージャを実装していきましょう。
このチャプタでは、各プレイヤーは城に対応するアカウントを持つための「アカウント」のコンセプトについて説明します。これによって、城とプレイヤーを関係付けます。
アカウントの具体的な機能と操作については、以降のコースで紹介します。このチャプタではアカウントに関連したモジュールとリソースを作ることに焦点を当てます。
BuildCastle
モジュールの下にCastleAccount
というモジュールを作ってください。- 今新しく作ったモジュールに
CastleAccount
リソースを定義してください。練習のため、今はこのリソースはnow
というu64の変数を一つ持っているだけです。この後のチャプタで細かく説明します。 CastleAccount
リソースをクリエイトするためのプロシージャnewAccount
を実装し、リソースの変数a
を0で初期化してください。
Move Castle